APartMENT 205号室「コンセントハウス」
APartMENT 【8 ARTISTS PROJECT】の205号室。Fablab Kitakagayaとのコラボレーションでデザインした、天井や壁一面にグリッド状に無数のコンセントが配置された、ハック可能な賃貸住宅です。 照明や家電など、電気なくしては生活が成り立たない今日、居住空間内における生活者の動線や家具のレイアウトは、その部屋のコンセントの位置に規定されているのではないでしょうか。 「ブレッドボード」という電子工作グッズがあります。板の表面に無数の穴が空いた器具で、その穴に電子部品を挿し込んでいくだけで回路が形成されるプロトタイピングのための器具です。配置を自由に組み替えて試行錯誤できるブレッドボードのように、生活空間を自由に組み替え、プロトタイピングし、ハックできる住宅。それがコンセントハウスのデザインコンセプトです。 コンセントは電化製品の電源であるだけでなく、棚や時計のようなインテリアの固定具にもなります。我々はコンセントにモノを取り付けられるようなアダプタになるパーツをデザインし、3Dデータとして無償配布することにしました。居住者はFablab Kitakagayaに行って3Dプリンタでパーツを出力し、暮らしを拡張したり、修理したりできます。 コンセントハウスは実際に入居可能な賃貸物件です。興味のある方は大阪R不動産を参照してください。
3D Data Download page for BreadboardHouse |